子猫が辛い鈍痛を治してくれた!!

こんにちは!!痛みのミカタ講師のタマダです。今回は子猫が僕の腰痛を治してくれた!?お話です。

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2月に受講したnoi groupのTim Cocks先生も強調されておられましたが、侵害(痛み)刺激=痛みではありません。

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しかし我々は子供の時から怪我をする(侵害受容)と痛いという体験から、侵害刺激が強ければ、それと比例して痛みも強く感じると考えます。痛みを訴える患者さんもまた強い痛みを感じる時、自分の身体の中に大きなキズがあるのではないかと不安に思うかもしれません。

しかし実際は侵害刺激が小さくても痛みを強く感じる場合もありますし(感作、痛覚過敏)、触る・押すなど侵害刺激ではない刺激でも痛みを感じることもあるのです(アロディニアなどの病的なものや痛みを抑える働きが低下している場合など)

まさに先日このような痛みを実体験しました。

先々週の日曜日の午前中、僕は普段めったに感じない腰の鈍痛を感じていました。動いていなくても疼くようなとても不快な痛みです。特に前日なにかしたわけでもなく、ギックリ腰になったわけでもありません。その日ひたすら2時間座っていただけです。痛みの背景としては、マンションの理事長としてのストレス。今期からマンションの理事長になってしまい(日曜日クソ忙しいのにめんどくさ笑笑)、そのストレスは影響あるかなと。いちお、痛みの専門家を名乗ってますので、どうにかこの不快な鈍痛をなくそうと、ストレッチをしたり、深呼吸をしたり、テニスボールでほぐしたり、感情のエネルギーを流してみたり、意識をそらしたりしましたが、会議が終わってもずっとその鈍痛が取れなかったのです。痛みのメカニズムも理解していますし、以前も何度か経験している痛みでしたので、その痛みに関して『不安』や『恐怖』はありませんでした(少なくとも意識的には)

怪我をしたわけでもないので炎症もなく、安静時、侵害刺激がないのに不快な痛みを感じていたのです。これが侵害受容=痛みではないということなのです。

その後、まだ腰が痛かったのですが、夕方から買い物に行きました。食品を購入後、子供達はペットショップに行きたいと言うので僕だけ家族と別れ、トイレットペーパーを買いに行き、戻ってくると、なぜか家族みんなで子猫を抱っこしている。そして3日間猫を家に連れてホームステイ出来る話まで進んでいる笑笑

トイレペーパーを買いに来ただけなのになぜか家に子猫がいる状況に。

家に帰ってからは机を退かしたり、掃除したりかなり動きました。そして翌日気づいたのですが、家に帰って来てから、なにをしても変化しなかったあの鈍痛を感じていなかったのです!!びっくり。忘れていたともいえるのかな?いや、思い出してみると腰を動かしてもまったく痛くなかったのです。

このような経験はおそらく忘れてしまっているだけで患者さんも体験しているはずです。このような体験を引き出してあげて、痛みの説明をして理解して頂くと痛みのマネジメントもしやすくなるのではないでしょうか。

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