このホームページの目的
【痛みのミカタ学習サイト】は我々(痛みのミカタ講師陣)が開催している「痛みのミカタ講座」の事前学習およびセミナー後の復習のためのホームページです。また「痛みのミカタ」をご存じない方々に対して無料で情報を提供させて頂くことで、「痛みのミカタ」に興味を持ってもらい、本講座にご参加して頂き、一緒に【痛み】の理解を深めてもらうことを目的としております。
なお、【痛みのミカタ公式HP】は下記リンクからお越しください。
「痛みとは文化であり、人間そのものである」
痛みのミカタ講師陣
玉田篤史
うみかぜカイロプラクティック院長
朝倉穂高
ナチュラルケア水道橋外来センター院長
早坂秀一
痛み回復センター東京代表
これまでの活動報告
痛みのミカタ講座は2018年2月から現在までに東京・大阪・名古屋にて15回以上開催させて頂きました。またコロナ渦にて対面でのセミナーが出来なかった時期にはオンライン講座を20回以上開催致しました。ご参加された方々の業種も多様でカイロプラクター・柔道整復師・鍼灸師・薬剤師・理学療法士・トレーナー・漢方相談員・整体師・美容整体師・セラピスト・リフレクソロジスト・フードセラピスト・一般の方などがご参加されております。詳しい過去の活動実績は下記のリンクからご覧ください。
2025年度セミナー開催予定
16年ぶりに、再び【あのセミナー】開催します!!
<腰痛治療アップデート2025>
2009年、我々はグリーンライトネットワーク協賛のもと、当時「最新」だった腰痛理論をテーマにセミナーを開催しました。
そして2025年7月
16年の時を経て、再びグリーンライトネットワーク協賛で、当時ご一緒した同期の青柳先生とともに再び登壇させていただくことになりました。
あれから世界の腰痛治療・痛みの研究はどう進化したのか?
2009年にお話した内容は、いまでも通用するのか?
腰痛の「今」を科学的に【再検討】するセミナーを開催いたします。
今回は、海外の研究や現代痛み科学(Modern Pain Science)、2025年10月に行われる日本腰痛学会での最新の情報も踏まえながら、【腰痛治療のアップデート】をお届けします。
今回のセミナーは単発ではなく、オンライン(Zoom)にて
月2回・全12回(6か月間)にわたるシリーズ形式で開催します。
医療従事者の方はもちろん、トレーナー、整体師、ボディワーカー、痛みで悩むすべての方へ。
「あの時の知識」が今も通用するのか、「時代遅れ」あるいは「進化」なのか検証してみませんか?
ご興味ある方は、ぜひご参加ください!当日ご参加できない方はアーカイブス参加も可能です。(当日ご参加された方も後日アーカイブスで復習できます)
【全12回受講された方には修了書を発行致します】
📅 開催期間:2025年7月〜12月(オンライン全12回/月2回ペース火曜日20時15分~)
(玉田担当)7/1 ・8/5 ・9/2 ・10/7 ・11/4・ 12/2
(青柳担当)7/15・ 8/19・ 9/16・ 10/21・ 11/18・ 12/16
👥 講師:青柳大士・玉田篤史
🎓 テーマ:「 腰痛治療アップデート2025」
💰受講料:(12回一括)6万円 (ご希望の講座6回一括)4万5千円 (ご希望の講座1回)各1万円
📍 申込はこちらをクリック
※Facebookで青柳もしくは玉田と繋がっている方はメッセンジャーにて直接ご連絡ください
(協賛) グリーンライトネットワーク
http://www.green-light.jp/
けんこうカイロプラクティックセンター
https://www.ishikawacho-chiro.com/
FB個人ページ 青柳大士
うみかぜカイロプラクティック
https://umikaze-chiro.com/
FB個人ページ 玉田篤史
講座内容(玉田)
第1回「Dr,サーノのTMS理論はオワコンなのか?」その理論背景は時代遅れor進化
Dr,サーノの理論背景には「構造異常=痛みではない」「痛みの原因はストレス(抑圧された感情」がありますが、当時異端児扱いされ、主流医学とはなり得なかったTMS理論でしたが、近年の痛みの研究においてTMS理論が再評価される動きも見られるようになってきました。神経科学や脳画像研究の進展により、「痛みは脳でつくられる体験である」という概念が広まり、Dr.サーノが提唱した“心因性の痛み”という考え方が、現代的な言葉に置き換えられつつあります。現代においてTMS理論は過去の遺物なのでしょうか?それとも、現代の“痛みの脳科学”の文脈で、形を変えて蘇ろうとしているのでしょうか?
第2回「痛みとストレス(抑圧された感情)」
TMS理論の「痛みの原因はストレス(抑圧された感情)である」という考え方が現代では「イエローフラッグ(心理社会的要因)」として再定義され、TMS理論が示唆していた“心と身体のつながり”が、より実証的な形で臨床の現場に取り入れられるようになってきています。しかしTMS理論のように“心だけに原因を求めすぎる”アプローチに対する批判も残されており、バランスの取れた視点が求められています。第2回目ではブルー・ブラック・オレンジなど多様なフラッグシステムの全体像や日本で始まっている「新イエローフラッグ」への動きをご紹介致します。
第3回「3か月以上の痛み=慢性痛ではありません」時間ではなく『脳』がポイント
次に重要なのは、“痛みの期間=慢性痛”という誤解です。たしかに定義上は3か月以上が慢性痛とされますが、実は“時間の長さ”よりも“脳の関与”がポイントになります。痛みの記憶や過剰な警戒が脳に刷り込まれ、結果的に身体が反応し続ける──それが慢性痛の本質です。
第4回「寝ていれば治るは本当!?」Motion is Lotion 運動はクスリ
“安静が一番”という考え方は、もはや過去のものです。現代では『Motion is Lotion(動きは潤滑油)』という言葉が広まっています。運動は、血流を促し、痛みの回路をリセットする働きもあります。もちろん、無理は禁物ですが、“少しずつ動く”ことが回復の近道になる場合が多いのです。このような数々の誤った知識を最新のエビデンスとともにご紹介します。
第5回「痛みとはキケンを知らせる電気信号」電気はどこから発生するの?
痛みとは、実は“身体が危険を知らせるための電気信号”です。皮膚や筋肉にセンサーがあり、そこから電気信号が脊髄・脳へと送られます。ですが、すべての信号が“痛み”として感じられるわけではありません。脳がその意味をどう解釈するか──そこが鍵になります。
第6回「構造を超えて痛みの痛みの意味を考える」現代的疼痛治療へのパラダイムシフト」
最後は、構造にとらわれない痛みの理解です。たとえば、MRIで椎間板ヘルニアがあっても痛みがない人もいれば、画像では異常が見られないのに強い痛みを訴える人もいます。つまり、構造的な問題だけでは説明しきれない痛みがあるということ。これからの痛み治療は、“その人にとって痛みとは何か”という問いに向き合う、パラダイムシフトが求められています。TMS理論からより進化した現代的な疼痛治療を海外の動向から学ぶことで、“痛みとは単なる組織損傷ではなく、その人の人生の物語である”ということを再確認できます。これからの時代に必要なのは、構造だけでなく「人」を診る医療です。
講座内容(青柳)
第1回
腰痛診療の2009年からの変遷(学会情報より)&2024年日本腰痛学会レポート
2009年から参加している日本腰痛学会情報より、現在までの変遷を考察します。去年10月に開催された日本腰痛学会より最新の情報をレポートします。
第2回
日本腰痛診療ガイドライン2012→2019→未来へ①
日本版腰痛ガイドライン2012年版と2019年第2版の比較と解説と共に今後の展望を考察します
第3回
日本腰痛診療ガイドライン2012→2019→未来へ②
第4回
2025日本腰痛学会 in 富山 1日目レポート&能登地震被災地視察レポ(準備が間に合わない場合、他の内容の場合あり)
今年10月に富山で開催される日本腰痛学会の最新情報と能登半島地震の被災地を視察してくる予定なので、能登の現状や被災の状況等をご紹介する予定です
第5回
2025日本腰痛学会 in 富山 2日目レポート&能登地震被災地視察レポ②
第6回
2025日本腰痛学会レポート総括&今後の腰痛診療への展望
全5回の総括とみらいの腰痛診療への展望を考察します
『セミナー参加特典』
私の回に5回以上オンタイムで出席された希望者に、過去に有料(5.400円)で販売していた腰痛学会の参加報告レポートを差し上げます
• 第19回(2011)と第24回(2016)のものになります
• 10年以上前の生の情報はどうだったのか、5年で変化はあったのか、読み比べてみて頂くのも一興です
※日本慢性痛施術者協会(JCPPS)の会員を随時募集中です
『10年前、私はこの三人との出会いがなければ全く違う道を歩んでいただろう...
「痛み」業界に入ってもう10年以上経つが、タシカニ!今でもこの三人の影響を私は受け続けている。
一人目は浅田仁子先生の翻訳による「ヒーリングバックペイン」の著者 Drサーノ。
二人目はTMSジャパンの長谷川淳史氏。
そして三人目がグリーンライトネットワークの高橋直子さんであります。
Drサーノには著者を通じて慢性痛に欠かせない概念と施術に必要な知恵を教えていただいた。長谷川氏には仕事に対する真摯な姿勢、そして正しいものは正しいと言える勇気を。そして直子さんには、玉ちゃん、ヤンさん、エムさん、山本先輩...など素晴らしいグリーンライトネットワーク会員とのご縁を、そしていつも変わらぬ愛情をいただいた。
まだまだこんな一言では言い足りないほどの恩があるのだが、この三人が私に与えたインパクトの最大の共通点は「痛みには心理・社会的要素が関わっている」という当時としては稀有なことを逆風の中で叫び続けていたことであります。
いつの時代も腐った常識を変えてくれるのは変わり者と呼ばれる人たちであります。
この偉大なる三人の変わり者の影響を受けたからこそ、私は痛みのミカタをはじめとする多くの変わり者たちに出会うことができたのであります。
本当に感謝しかありません。Drサーノ、兄貴、直ちゃん本当にありがとうございます。
昨年、そんな三人のDNAを勝手に受け継いだコミュニティを立ち上げました。
それが日本慢性痛施術者協会(JCPPS)です。
JCPPSは慢性痛の患者さんに対して真摯に向き合っている施術者のコミュニティです。
現在、カイロプラクター・柔道整復師・鍼灸師・整体師・セラピストだけでなく、実際に施術は行なっていなくても「痛み」について深く知りたい、いろいろな人と交流して刺激をもらいたいなど、さまざまな方が参加しています。
「痛み」に興味のある方ならどなたでも参加できますがこのような方はごめんなさい。
・患者さんを機械やモノ扱いする大先生
・患者さんや施術者をATMと間違えているマーケティングヒーラー
・「俺が治してやった」「俺すごいでしょ」系のマウント大好きお兄さん
ということで勝手に変わり者イズムを継承した日本慢性痛施術者協会(JCPPS)ですが今回初めて公開で会員募集をいたします。
「目の前の患者さんを笑顔にしたい!」という同じ志を持つまじめな施術者の方、そんな施術者や痛みに興味がある方は下記のホームページよりお申し込みください(痛みのミカタ 早坂秀一)
ホームページはこちら▼
日本慢性痛施術者協会
痛みのミカタ講師早坂先生が2冊目の書籍を出版しました!!
タイトルは「生命の治癒力 第一巻 痛み篇」です。
はしがき
近年、痛みは心理社会的要因が関与していることが常識となりつつあるが、心理社会的要因の関与とは心の関与であります。思考や感情といった心が痛みをつくるのであり、痛みをどう捉え、どう感じ、どう行動するかにより痛みが早期に治るか或いは治らずに長期化するかが決まるのであります。詳細な説明は本文に任せるとして結論を述べると、いかなる痛みであれ心を切り離して肉体が独立して痛みを感じることはできないのであります。
仮に同じ人が物理的に同じ損傷を受けたとしても、その時の感情、その時のシチュエーションによって激痛を感じたり、或いは全く痛みを感じないということがあるのであります。例えば戦場などの火急時において「痛みどころではない」という心の状態のときに人は痛みを感じることはできないのであります。また、どんなに耐え難い痛みでも眠っているときに痛みを感じないのは心が眠っているからであります。つまり、肉体の状態如何に関わらず意識(こころ)が目醒め、意識(こころ)が痛いと認めたときに初めて痛みは現れるということになるのであります。
しかし未だに物質医学は心の関与を認めず、人間は細胞や神経という部品(物質)を組み合わせた機械であるから、骨の形を整えれば治る、見た目を直せば治るという誤れる信念により慢性疼痛という病をつくりだしその猛威は今なお多くの人々を苦しめているのであります。(だからといって決して医療や薬物療法をすべて否定するものではありません。排除すべきは、人間は何でもかんでも物質療法に頼らなければ治らない弱い存在であるという誤れる生命観であります。)
心が主体であり肉体は客体であります。主体(こころ)が変化し生命の治癒力(なおすちから)が働けば治らない痛みはないのであり、自己の生命力を自覚することによって治るべきものであれば自ずから治るのであります。薬物療法、手術療法はもちろん、あらゆる治療法に頼ってもなお何年も痛みに苦しんでる人々がいる一方、そのような人々が、自己の内に宿る治癒力に気づいたときに忽然と長年の痛みが消え次々に癒やされていく実例は何を示唆するのであろうか。これらを奇跡や偶然の一語で片付けるにはあまりにも日常的なできごとである。そこには時代が変わっても変わることのない普遍的な生命の原理が働いているのであります。
令和四年二月二十一日
著者識す
<詳細はこちらから>
痛みのミカタ講師陣による書籍のご紹介
朝倉穂高先生
タイトルは「腰痛が人生を好転させる: 腰痛がなかなか治らない人が読む本」
<詳細はこちら>
タイトルは「心のブレー菌: どうしていいかわからない悩みを抱えたあなたへ 」
<詳細はこちら>
早坂秀一先生
タイトルは「痛みを手放す: 痛みと環境を変える言葉集」
<詳細はこちら>
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